ef - a tale of memories 第4話 この少女を救う言葉が何一つ見つかりません

見た読んだアニメや漫画の感想をメインに掲載します。
第4話 honesty (正直)

はい。と言うわけで中途半端という事は重々承知しながらも
今回からef - a tale of memoriesの感想を書いて行きます。

現在の所は流れにそって書いて行くとむしろ解り難いと思われるので、
アニメの流れとは別で、キャラクターごとに書いて行きます。


ef - a tale of memories0401ef - a tale of memories0402

遂にと言うべきか、ようやくと言うべきかか、堤 京介はクリスマスの日に見掛けた気になる少女が広野 紘の知り合いの新藤 景である事に気が付きました。

これは次回から京介も本格的にストーリーに絡んで来そうで楽しみになって来ました!
個人的にも京介が被写体として景をどう撮るかが非常に楽しみです。

しかし京介は被写体として景に魅力を感じた訳なので、出来ればこれが恋に発展してしまう話にはして欲しくはないです。景との恋愛話になってしまったら、被写体として魅力を感じていたのか、恋愛対象として魅力を感じていたのか不透明になってしまいますし。

ef - a tale of memories0403ef - a tale of memories0404

一方、前回の終了間際に「お兄ちゃん」こと広野紘がクリスマスに自分との約束を破って宮村みやこと会っていた事を知った景ですが・・・

今回その後の展開はスルーされてしまいました(ToT)


えーそりゃ無いでしょ!
俺のこの一週間の悶々とした気持ちを返せー!(笑)


まぁ多分、「お兄ちゃんなんか知らない」とか言って
景が紘から詳しい話を聞かずに怒って帰ってしまったのだと思いますが。

それにしても後輩から紘とみやこの関係が白であろうと聞いたとたん、機嫌を直して慣れない手料理作りを始めた景には萌えますね(^^)

ただ個人的には料理を作っていて味見をしないのはギャグの世界だけなので、
こういった物語で人に食べさせる前・・と言うか調理中に味見をしない人が出てくるのは、
可愛さを通り越して、その人の現実感が無くなるだけなので勘弁して下さい。

トンカツの油の温度の話は普段料理をしない人なら
マジありそうなエピソードで面白&怖かったです(^^;


ef - a tale of memories0405ef - a tale of memories0406

そして話は紘が景と千尋と始めて会った子供時代に・・・
紘を少女漫画家にしたのは景と千尋でした!


これはホントに影響されますね。私も姉がいるのですが子供の頃は漫画本などたくさん買えるほどのお金も無いわけで、互いの漫画を読んだりしてました。「ガラスの仮面」「王家の紋章」「有閑倶楽部」「ジャパネスク」「ファミリー」「パパ・トールド・ミィ」「ぼくの地球を守って」「ときめきトゥナイト」など読みましたね(^^;

それにしても男性は女性の兄弟がいなければ
少女漫画を読むキッカケは全く無いだろうと思います。

そして景と千尋に楽しんでもらおうと描き始めた少女漫画ですが、
プロになった今、紘は描く目的を失い欠けていました。


事故によって千尋がいなくなってしまった事は関係無さそうで、これは好きな事を仕事にしてしまった事で、自分が本当に漫画を描く事が好きなのか解らなくなってしまったという事でしょう。

ただその答えは自分が生きる意味の答えと同等なので、簡単に出てくる訳ではありません。

ef - a tale of memories0407ef - a tale of memories0408

そんな紘の前に登場したのが宮村みやこ。これはヤバイね(笑)

例えるなら
紘と景と千尋の3人で完成させたジグソーパズルがふとした拍子に1ピーズだけ落っこちて、
そこに違うピースを宮村みやこが入れたら絵がガラリと変わってしったような・・そんな感じ。

また、宮村みやこも何か家庭の事情がありそうで、
互いに互いの何かに引かれたのかも知れません。


ef - a tale of memories0409ef - a tale of memories0410

そして月末はインスタント生活の紘に手料理を作るみやこ。
「炊き込みご飯」「鮭の塩焼き(照り焼き?)」「味噌汁」「御新香」なので、
実際に作ったと言えるのは味噌汁だけの可能性も高いですが・・・と調理師の俺が言ってみる(笑)

腱鞘炎で箸が正しく持てない紘に、ご飯を食べさせてあげようとするなど、
みやこの大攻勢が続きます(笑)

紘はかなりみやこの事を女性として意識している感じですが、
みやこは相変らず紘を事をこの期に及んで意識しているかどうか、よく解らないですね(^^;

ただ宮村みやこには、何か暗いエピソードがありそうな感じがして、
もし当たっていたら、この元気な時とのギャップに俺はヤラレそうです(爆)

ef - a tale of memories0411ef - a tale of memories0412

そしてアーんしてご飯を食べさせようとしている最悪のタイミングで
紘の所にやって来た景・・・その手には手作りサンドイッチが・・。


今回みやこは2回、紘の部屋に来ていて1回目は紘の漫画を持って帰ったので、これで景とバッティングする事は今回は回避した思っていたのですが、2回目のご飯のシーンで来るとは・・・

しかも自分では出来なかった手料理・・・これはショック大きいですね(^^;

ただ客観的に観て、みやこは押しは強いですが悪い事は何もしてないので、
勝手に怒っている景の自己責任であろう事は明白です。
ただ景の存在が逆にみやこに紘への恋愛意識を高めそうで怖いですね。

どちらにしろ全ては景の気持ちを紘が知った後の話な訳ですが、次回も期待させます(^^)

ef - a tale of memories0413ef - a tale of memories0414

一方、記憶障害を抱えた少女、新藤千尋と前回大雨で約束を破った麻生蓮治は次の日に再び廃駅で出会えました。

麻生蓮治が来なかった事をよく覚えていないと言う千尋ですが、
この言葉に既に俺は泣きそうです(ToT)。

だって、2日前は夜中まで千尋は蓮治を待っていたのですよ。結構ショックだったでしょうし、思い返せば記憶を維持出来るのですから、これは意図的に思い返さないようにして蓮治との嫌な思い出を無くそうとしたのでは無いでしょうか?

まあ風邪で寝込んでいたことで、普通に忘れたのが正解でしょうが(^^;

そして一緒に小説を作ろうと言う申し出を断り逃げ出す千尋・・

ef - a tale of memories0415ef - a tale of memories0416

「どうして私じゃ無い人の方が私の事を知っているんですか!!!」

記憶障害を抱え今まで押し殺していた恐怖と悩み。それすらも毎日忘れてしまうのかも知れませんが、それは毎日が新たな気持ちで恐怖し悩み続ける無限連鎖にも等しいものでしょう。

正直、私はこのシーンで
この少女を救う言葉が何一つ見つかりませんでした・・・OTL


「本当は書きたいです。記憶が消える前の夢なんて、それしか覚えてないんです。でも絶対に嫌・・・。もしそれすらも駄目だったら私には本当に何も無くなってしまうじゃないですか。」

クソ!。俺には千尋を助ける言葉が何も思い付かねぇ!
蓮治・・頼む!、俺の代わりに千尋に何か言ってくれ!!!











ef - a tale of memories0421

こんな執事の真似をしたらマジ怒りますよ!(笑)
ハヤテのごとく!に登場する主人公の執事、綾先ハヤテは
こんな展開では今の所は2回、ボケで回避して自滅します(笑)。
まぁコメディの主人公ですし、ボケなかったら逆に物語が収束してしまうので仕方ない訳ですが。






そして蓮治の出した答えとは!?


ef - a tale of memories0417

「キスしても・・良いかな?」

超展開、そして超回答だー!!!

千尋の答えの前に言いたいのですが、この勇気あるキスを言った蓮治を私は高く評価します!

千尋が好きだと言う事、そして彼女の恐れや悩みを自分も真剣に考えていると言う事。
それは全て蓮治の自己満足なのかどうか、今はまだ解りませんし、果たしてその答えが必要なのかどうかすら解りませんが、蓮治の千尋に対する全ての気持ちを一言に集約させているこのセリフはもう素晴らしいとしか言う他無い。

「恋人になっちゃダメかな?」

ef - a tale of memories0418

「昨日だったら良かったのに・・・。
昨日は1人で寝ていて、とても寂しくて、蓮治君に会いたくて、
それで・・・大好きだって・・・昨日の私が日記に書いてました。」


「今日の蓮治君は嫌いです。

でも大嫌いじゃ無いです。」


キスは出来ませんでしたが、蓮治に抱っこしてもらった千尋。
さすがにここで更なるバッドエピソードにはならないだろうと思ってはいましたが、
記憶障害を利用されたり迷惑を掛けてしまう事から出来るだけ他人との接触を避け続けていた千尋が蓮治の思いに答え、新しい関係を築く事を肯定したこのシーンは泣いてしまいました(ToT)

ef - a tale of memories0419ef - a tale of memories0420

「私の書こうと思っているのは、
全てが滅んだ世界に1人だけ生き残った女の子の物語です。」


もう蓮治と千尋の物語は今回で最終話でも良い展開でしたが、むしろこれからのようで非常に楽しみです。ただ気になるのは千尋編が他の2つの話と絡む要素が見えない所(^^;

とにかくどのエピソードも続きが気になる展開ばかり。
蓮治と千尋の物語は一区切り付いたので、来週は京介の話が楽しみですね。

にほんブログ村 アニメブログへ←やる気が出るので面白かったら押してね☆

ef a tale of memories公式サイト←音楽あり注意!
音泉で毎週金曜日にネトラジ配信中!



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://kaleidoscopez.blog80.fc2.com/tb.php/195-f91a22e2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
助けて。
2007/10/29(月) 02:42:44 | ミナモノカガミ
相変わらず色々と演出が凝っていますね。変な崩れもなく頑張っています。シャフトは良い仕事をしてくれます。とりあえず千尋に小説を書かせるのは大変ですね。その場その場から類推のネタで繋げるしかない。記憶
2007/10/29(月) 05:07:54 | angel notes.
「ef - a tale of memories.」第4話は、千尋の記憶を確かめながら進むかのような蓮治、紘と景の関係にみやこが割り込んでくるかのようなシナリオが進んでいく。アバンと途中に挿入されるヨーロッパ風の街角の回想シーンで、他人と関わることなど考えてもいなかった蓮治と一
2007/10/29(月) 05:38:23 | アニメレビューCrossChannel.jp
少年と双子は出会い、ずっといっしょだった…。そこから欠けてしまったもの――世界から足りなくなった色。少年は無くした色を探しつづけた…。欠けていく昨日――少女は物語を書きたいと夢みた。そしていっしょに夢
2007/10/29(月) 06:42:35 | SERA@らくblog
ef - a tale of memories. 第4話感想いきます。
2007/10/29(月) 07:51:38 | AAA~悠久の風~
相変わらず独特のテーストで淡々とストーリーが進んでいるef。 まだまだ油断はできませんが、次回が気になる一本です。 ■蓮治と千尋のステージ 千尋には小説を書くという夢がありますが、記憶障害を抱えているためこれまではその実現を諦めていました。 でも今回、蓮治が
2007/10/29(月) 08:06:03 | アニミスク
10月から放送開始されたアニメ「ef - a tale of mamories....
2007/10/29(月) 19:49:38 | とくぶろ
 自分より自分を知っている人が側にいること。
2007/10/29(月) 21:15:33 | LUNE BLOG
無くした色
2007/10/30(火) 00:31:46 | Hiroy's Blog
「作画資料」とは、やはり便利な言葉。かの江川達也先生もエロ本購入の費目がこの名称になるそうです。
2007/10/30(火) 00:39:58 | 神奈川辺境交通(かなへん)
 今日の千尋、どうしちゃったのかな、なんて思ったけれど。  言ってることは、確かに正しいんですよね。  その言葉は、ストレートに蓮治に突き刺さったみたいなのでし
2007/10/30(火) 06:41:41 | ゆかねカムパニー2
今回は蓮治が千尋に小説を書こうと持ちかけ、みやこが紘に手料理を作るお話。珍しく千尋が強い拒絶、これは少々意外に思いつつも、やはりその理由は重いもの。別に蓮治はただ純粋なだけだとは思いますけど、しかしそんな単純に言える問題でもないんですよねぇ。紘と....
2007/10/31(水) 07:45:20 | パズライズ日記
第4話「honesty」あの頃の俺は、人が親しく接する事を理解できないでいた。あの頃の私は、人が独りでいる事が理解できなかった。紘、景、千尋。幼い頃のその出会いは、紘の歩む道を大きく変えた。一昨日、ここへ来る事が出来なかった蓮治は、千尋にプレゼントを渡す。しかし
2007/10/31(水) 16:51:15 | ぎんいろ(旧夢の日々)。
13時間しか覚えてられない新藤千尋に小説を書くように進める麻生蓮治。それは、かなり過酷ですよ。前のことを覚えてられないのに小説を書くとなるとストーリーが順序立てられなくハチャメチャになってしまうのでは。
2008/07/29(火) 22:31:18 | ゼロから