{
2007/11/11(日) }
■第5話 outline
少しずつ物語が動き始めたef - a tale of memories。今心配なのは、このアニメがこれから発売されるPCゲームの後編への繋ぎに過ぎないのか?、
それともアニメ版として、登場人物達にある程度の完結が用意されているのか?です。
今回は仕事の関係で大いに遅れてしまいました。
それでも6話放送前に間に合って良かったです(^^;


物語は京介の子供時代から。
京介の母親は女優でした。病弱である描写がされていましたから、この直後くらいに他界したのでしょう。女優として憧れだった監督の作品に出演し、夢を叶えた自分の姿を観せ、京介にも夢を見つけるように語り掛けます。
そして京介が見つけた希望とは・・・
双子の姉、新藤 景でした。


「これはそうゆう狙いじゃなくて・・・。」
「今度、勝手に撮ったら右手使いますから。」
1人、物思いにふけながらシュートをする景を無断撮影した京介に、景の鉄拳制裁が下る!
ってオイ!、画像データの削除もしろよ!(笑)
無断で撮影していた京介が悪いのは当然として、でも気持ちは何となく解りますね。
声をかけたら景の自然体が撮れないからでしょう。
それにしても京介の物語は読み解くのが少し難しくなって来ました。
と言うのも、京介が幼少の頃に見た母親の映像が今の京介を映像美の世界へ歩かせている原点になっている訳でしょうが、これでは亡き母親の面影を追い求めているのか、それとも人間の美を追求しているのか、はたまた素材は何でも良くて、たまたま今回は景に「希望」のイマジネーションを感じたのか、京介の芯が解らなくなってしまいました。
まさかどこぞの誰かみたいに、
「彼女は俺の母親になってくれるかも知れない女性なんだ!」
とか言い出したりしないでしょうね(^^;
これで京介が映研の部長のように(1話参照)、景に体を求めるような展開になったら、
さすがに京介の夢を疑ってしまいます。
一方、新藤景は恋敵、宮村みやことの
舌戦、第1ラウンドを開始しました。
が・・・。


「景ちゃんは素直になる所を間違えてるよ。それに気が付かないままだと、いつか自分を嫌いになっちゃうかもね。」
心の準備をせず、闇雲に向かって行った新藤景に対し、宮村みやこは独自の大人理論で完全防御。さらに景の心をカウンターで攻め、新藤景は一言も言い返えせずにフルボッコにされてしまいました。
まぁ補足しておくと、実は景の言い分のほうが、みやこの大人理論よりも遥かに一般論であり、紘の年齢から考えても正しい道に近いと言えます。ただここで少女漫画の月刊誌に採用された漫画家の人数と将来性。最終学歴が高校中退で終ってしまった男性の将来性などをリアルに語っても空しいだけなので省略します。(オイ)
それにしても本当にみやこは紘の事が好きなのか?
現段階では非常に疑わしいのですが・・・(^^;。
そして紘に告白出来ない景の楔。
紘、景、千尋、3人が共に過ごした4年前へと再び戻ります。


12歳の夏、既にこの頃から紘を巡る三角関係は始まっていました。
その時の景のライバルは宮村みやこでは無く双子の妹の千尋です。
この頃から景が自分じゃない他の女性が紘と仲良くしている姿に嫉妬している訳ですが、
これはさすがに12歳という年齢から考えても自然です。


ですから千尋と約束があると言う紘に嘘を言い、海に連れ出し、
景の嫉妬心を知らない千尋が2人を無邪気に追いかけて来て事故にあった事は、
本当に、悲しい結果に過ぎません。
偶然とは言え、自分の嫉妬と嘘が事故の起因と思い、責任を感じ、紘に告白出来ない景。
千尋だけでは無く景の心もまた、12歳の夏で止まってしまったのかも知れません。
そしてここで注目したいのは、この悲しい運命を脚本家から背負わされた双子では無く、
その双子の間に立ち続けていた広野 紘という高校生少女漫画家です。
今回解った事で重要なのは、景の自己責任の念を紘も知っている事。
そして彼が少女漫画を描く起因が千尋であった事です。
前者に関しては今の所、宮村みやこの登場により再び三角関係が形成される可能性が高い事からも全て今後の課題と言えるでしょう。むしろ紘にとっての問題は後者です。
絵が描けてもストーリーを思い付かない紘に千尋が物語を与える・・・つまり原作者となった訳です。そうして2人で少女漫画を描いていた4年前。そして千尋が居なくなってなお1人で少女漫画を描き続け、プロデビューを果たしてなお、今の自分に空しさを感じずにはいられない紘。
紘が当時、千尋に対し恋愛感情を持っていたかどうかは不明ですが、少女漫画家としての原点に千尋が居た事は間違いありません。このまま物語が進み紘が千尋と出会う時は来るのか?、そしてみやこが紘の空いた心を埋める役割を担うのか?。
徐々にキャラクターの背景設定が解って来て、俄然面白くなって来ました。
そして今回のラスト、電話で紘に呼ばれた景が
紘の家へ行くと、そこで京介が待っていました。


「俺と付き合って欲しいんだ。」
「へぇ!?」
これは99.9%の確立で、次回に「俺の映画撮影に付き合って欲しい。」という、ラブコメにありがちな勘違いセリフだと思われますが、まさかこのアニメでこんなお約束的シーンを見るとは思いませんでした。ただ万が一にも恋人としての意味だとしたら、さすがに私の京介への評価は地に落ちます。
「お前、母親の代わりが欲しいだけじゃね?」と。まぁそんな事にはならないでしょうが(^^;
一方、麻生蓮治と新藤千尋の2人は前回から1日経ち、
いよいよ千尋の小説完成を蓮治が手伝う所に入って来ました。


「蓮治くん、昨日私を抱き締めたり、告白したり、
キスしたりしましたよね。」
「うぇ!?、キスはしてないよ!」
日記にどこまで詳しく書かれていたのか大いに興味がある所ではありますが(笑)、
千尋は昨日の蓮治の励ましから、諦めていた小説作りを再開する決心をしましまた。
前回で「全てが滅んだ世界に1人だけ生き残った女の子の物語」と語っていた千尋ですが、
それはフィクションなのか、それとも千尋自身を指す事なのか・・・。
そしてお昼となり蓮治の家で、蓮治の手料理を食べる事に。
千尋は料理に点数を付けていましたが、点数を付ける意味は皆無ですよ(^^;
名前だけで充分です。せめてカロリーを書いてみては?
そういえばこのシーンで千尋が
「うちの家系は料理との相性が良くないみたいなので。」
と言っていましたが、このセリフと前回の景の料理作りの事から考えると、
紘の女の子の手料理のトラウマは、景では無く、千尋の料理である可能性が高そうです。
千尋が13時間しか持続しない記憶の中に自分は料理が下手という記憶を維持する意味は薄く、事故前の記憶がある時に料理を作った事を覚えているのでしょう。
とすれば、誰が食べたかは明白です(^^;


蓮治も言っていましたが、お母さんの天然に蓮治同様、苦笑してしまいました。
それにしても久瀬さんは「男女間に友情は存在しない。」と言っていましたが、それは久瀬さんから蓮治の母親への不倫アピールですか?。公式サイトのキャラクター紹介文にも
久瀬さんは「蓮治の母親、麻生すみれがお気に入り」と書かれてます(^^;
そして小説を書く会議が始まりました。
「ちなみに4年間で31回挑戦しているようです。」
31回の挑戦、そして挫折は凄いですね。蓮治と始めて出会った時もそうでしたが、友達も居ない千尋にとって、それしかする事は無かったのでしょう。記憶障害が小説を完成出来ない理由と共に、挫折した時の悲しみを忘れ、再び挑戦する事に繋がってしまうのが、皮肉に思えてしまいます。


「日を置くと細かい事を忘れてしまって、
話や舞台や登場人物の印象まで変わってしまうんです。」
そしてやはり小説完成への問題は記憶の維持。これを蓮治がフォローする事が重要ですが・・・
今まで纏めたアイデア帳を蓮治に渡しました。そしてふと、繋がれた羊の話をし始めます。
「羊は草を根っこまで食べるんだそうです。草は再生出来ず草原は砂漠になるんだそうです。この問題を聞くと、繋がれた羊が飢えてゆっくりと死んでいく姿を思い浮かべてしまうんです。私、この小説を・・」
これはやはり自分自身の事を指していそうですね。
そう考えると、ここまで思い詰めている千尋にこちらも悲しい気分になってしまいます。
と言うか蓮治!、お前、このシーンこそフォローしろ!、キス以外で!
「じゃあ僕が枯れた草原に種を蒔こうかな?」
こんなセリフを言って欲しかったなー(^^;
そしてその夜、蓮治は千尋のアイデア帳に目を通します。


ムアコックの世界でたー━(゚Д゚;)━!!!
うわぁ、これは凄い好みの話になりそうで大期待ですね(^^)。もっともムアコックの話はどれもバッドエンドですけど(笑)。城に閉じこもった世界とか、蔵書とか、千尋の左目喪失とか、全てが紅衣の公子コルムに思えてくる(笑)
そして島の円周が約半日=13時間など、千尋は自分を主人公に見立てている感じがします。
これは深い話になりそうですね。蓮治がこの物語を手伝うならば、それこそ千尋と同じ深さまで潜って行かなければならないでしょうが、その場合、ミイラ取りがミイラになってしまう危険もあります。蓮治がそれに絶えられるかどうかも課題ですね。
ところで「紅衣の公子コルム」の話を導入部分だけ紹介すると、
主人公のコルムはヴァドハーという亜種族ですが、ヴァドハーはこの世の知識の全てを極め、種としては逆に絶滅寸前にまで衰退していました。そこへ新に誕生した種、人間が登場します。人間はまだ原始人の段階でしたが繁殖力が凄く、そして無知ゆえに、ヴァドハーの築き上げてきた芸術や文化を破壊しつくします。人間はヴァドハーの城を破壊し蔵書を焼き払い、遂にコルムを除いて全てのヴァドハーを絶滅させました。この世で最後のヴァドハーとなってしまったコルムも人間に捕まり左目を潰され・・・
えーい後は買って読め!!!(笑)
ちなみに文章は千尋の小説のような難しい・・と言うか遠回しな比喩が数多く使用されていますので、覚悟して下さい。私の友人は皆、完読に挫折してます(苦笑)
そして今回のラスト。
アイデア帳を読み終えた蓮治は最後のページに昼間描いた羊の姿を見ます。
「ひつじ・・・」


「円の面積は鎖の長さの2乗×3.14
鎖の長さは12歳。事故にあった4年前からずっと同じ長さ。
伸ばせる腕の長さは13時間・・・そこまでが今の私の全て。」
蓮治と千尋の話も非常に深く、そして面白くなって来ました。千尋の小説の行く末は自身の未来に繋がっているのでしょうが、果たしてどんな未来に辿り着くのか期待です。そしてこの物語、内容的には事故後の自分の実体験と被せている印象がありますが、羊の話を事故前からも思っていたのであれば、紘と共に作っていた少女漫画の原作ストーリーに近い可能性もあり得ます。
景と千尋。恋愛面では真逆の展開に進んでいますが、蓮治と千尋の話にどこまで他の登場人物が絡んでくるかが非常に楽しみです。今のままでは千尋が挫折したり蓮治と喧嘩をしても2人の世界で終始しそうで、広がりが足りないですし。
直接的な悪い展開だと、蓮治の為に料理の練習をしていた千尋が姉のように油火災を引き起こし
火事になって日記は全焼。千尋も数日意識不明になり、全てを忘れてしまうというストーリーが簡単に思いつきますが、そんな「超人ロック」や「キャッツアイ」であった、
「愛しの彼女は全てを忘れてしまったエンド」にだけはならない事をお願いします。
さて次回ですが、やはり京介と景の話が気になりますね(^^)
京介の撮りたい景とは何なのでしょうか?

←やる気が出るので面白かったら押してね☆
■ef a tale of memories公式サイト←音楽あり注意!
■音泉で毎週金曜日にネトラジ配信中!
少しずつ物語が動き始めたef - a tale of memories。今心配なのは、このアニメがこれから発売されるPCゲームの後編への繋ぎに過ぎないのか?、
それともアニメ版として、登場人物達にある程度の完結が用意されているのか?です。
今回は仕事の関係で大いに遅れてしまいました。
それでも6話放送前に間に合って良かったです(^^;


物語は京介の子供時代から。
京介の母親は女優でした。病弱である描写がされていましたから、この直後くらいに他界したのでしょう。女優として憧れだった監督の作品に出演し、夢を叶えた自分の姿を観せ、京介にも夢を見つけるように語り掛けます。
そして京介が見つけた希望とは・・・
双子の姉、新藤 景でした。


「これはそうゆう狙いじゃなくて・・・。」
「今度、勝手に撮ったら右手使いますから。」
1人、物思いにふけながらシュートをする景を無断撮影した京介に、景の鉄拳制裁が下る!
ってオイ!、画像データの削除もしろよ!(笑)
無断で撮影していた京介が悪いのは当然として、でも気持ちは何となく解りますね。
声をかけたら景の自然体が撮れないからでしょう。
それにしても京介の物語は読み解くのが少し難しくなって来ました。
と言うのも、京介が幼少の頃に見た母親の映像が今の京介を映像美の世界へ歩かせている原点になっている訳でしょうが、これでは亡き母親の面影を追い求めているのか、それとも人間の美を追求しているのか、はたまた素材は何でも良くて、たまたま今回は景に「希望」のイマジネーションを感じたのか、京介の芯が解らなくなってしまいました。
まさかどこぞの誰かみたいに、
「彼女は俺の母親になってくれるかも知れない女性なんだ!」
とか言い出したりしないでしょうね(^^;
これで京介が映研の部長のように(1話参照)、景に体を求めるような展開になったら、
さすがに京介の夢を疑ってしまいます。
一方、新藤景は恋敵、宮村みやことの
舌戦、第1ラウンドを開始しました。
が・・・。


「景ちゃんは素直になる所を間違えてるよ。それに気が付かないままだと、いつか自分を嫌いになっちゃうかもね。」
心の準備をせず、闇雲に向かって行った新藤景に対し、宮村みやこは独自の大人理論で完全防御。さらに景の心をカウンターで攻め、新藤景は一言も言い返えせずにフルボッコにされてしまいました。
まぁ補足しておくと、実は景の言い分のほうが、みやこの大人理論よりも遥かに一般論であり、紘の年齢から考えても正しい道に近いと言えます。ただここで少女漫画の月刊誌に採用された漫画家の人数と将来性。最終学歴が高校中退で終ってしまった男性の将来性などをリアルに語っても空しいだけなので省略します。(オイ)
それにしても本当にみやこは紘の事が好きなのか?
現段階では非常に疑わしいのですが・・・(^^;。
そして紘に告白出来ない景の楔。
紘、景、千尋、3人が共に過ごした4年前へと再び戻ります。


12歳の夏、既にこの頃から紘を巡る三角関係は始まっていました。
その時の景のライバルは宮村みやこでは無く双子の妹の千尋です。
この頃から景が自分じゃない他の女性が紘と仲良くしている姿に嫉妬している訳ですが、
これはさすがに12歳という年齢から考えても自然です。


ですから千尋と約束があると言う紘に嘘を言い、海に連れ出し、
景の嫉妬心を知らない千尋が2人を無邪気に追いかけて来て事故にあった事は、
本当に、悲しい結果に過ぎません。
偶然とは言え、自分の嫉妬と嘘が事故の起因と思い、責任を感じ、紘に告白出来ない景。
千尋だけでは無く景の心もまた、12歳の夏で止まってしまったのかも知れません。
そしてここで注目したいのは、この悲しい運命を脚本家から背負わされた双子では無く、
その双子の間に立ち続けていた広野 紘という高校生少女漫画家です。
今回解った事で重要なのは、景の自己責任の念を紘も知っている事。
そして彼が少女漫画を描く起因が千尋であった事です。
前者に関しては今の所、宮村みやこの登場により再び三角関係が形成される可能性が高い事からも全て今後の課題と言えるでしょう。むしろ紘にとっての問題は後者です。
絵が描けてもストーリーを思い付かない紘に千尋が物語を与える・・・つまり原作者となった訳です。そうして2人で少女漫画を描いていた4年前。そして千尋が居なくなってなお1人で少女漫画を描き続け、プロデビューを果たしてなお、今の自分に空しさを感じずにはいられない紘。
紘が当時、千尋に対し恋愛感情を持っていたかどうかは不明ですが、少女漫画家としての原点に千尋が居た事は間違いありません。このまま物語が進み紘が千尋と出会う時は来るのか?、そしてみやこが紘の空いた心を埋める役割を担うのか?。
徐々にキャラクターの背景設定が解って来て、俄然面白くなって来ました。
そして今回のラスト、電話で紘に呼ばれた景が
紘の家へ行くと、そこで京介が待っていました。


「俺と付き合って欲しいんだ。」
「へぇ!?」
これは99.9%の確立で、次回に「俺の映画撮影に付き合って欲しい。」という、ラブコメにありがちな勘違いセリフだと思われますが、まさかこのアニメでこんなお約束的シーンを見るとは思いませんでした。ただ万が一にも恋人としての意味だとしたら、さすがに私の京介への評価は地に落ちます。
「お前、母親の代わりが欲しいだけじゃね?」と。まぁそんな事にはならないでしょうが(^^;
一方、麻生蓮治と新藤千尋の2人は前回から1日経ち、
いよいよ千尋の小説完成を蓮治が手伝う所に入って来ました。


「蓮治くん、昨日私を抱き締めたり、告白したり、
キスしたりしましたよね。」
「うぇ!?、キスはしてないよ!」
日記にどこまで詳しく書かれていたのか大いに興味がある所ではありますが(笑)、
千尋は昨日の蓮治の励ましから、諦めていた小説作りを再開する決心をしましまた。
前回で「全てが滅んだ世界に1人だけ生き残った女の子の物語」と語っていた千尋ですが、
それはフィクションなのか、それとも千尋自身を指す事なのか・・・。
そしてお昼となり蓮治の家で、蓮治の手料理を食べる事に。
千尋は料理に点数を付けていましたが、点数を付ける意味は皆無ですよ(^^;
名前だけで充分です。せめてカロリーを書いてみては?
そういえばこのシーンで千尋が
「うちの家系は料理との相性が良くないみたいなので。」
と言っていましたが、このセリフと前回の景の料理作りの事から考えると、
紘の女の子の手料理のトラウマは、景では無く、千尋の料理である可能性が高そうです。
千尋が13時間しか持続しない記憶の中に自分は料理が下手という記憶を維持する意味は薄く、事故前の記憶がある時に料理を作った事を覚えているのでしょう。
とすれば、誰が食べたかは明白です(^^;


蓮治も言っていましたが、お母さんの天然に蓮治同様、苦笑してしまいました。
それにしても久瀬さんは「男女間に友情は存在しない。」と言っていましたが、それは久瀬さんから蓮治の母親への不倫アピールですか?。公式サイトのキャラクター紹介文にも
久瀬さんは「蓮治の母親、麻生すみれがお気に入り」と書かれてます(^^;
そして小説を書く会議が始まりました。
「ちなみに4年間で31回挑戦しているようです。」
31回の挑戦、そして挫折は凄いですね。蓮治と始めて出会った時もそうでしたが、友達も居ない千尋にとって、それしかする事は無かったのでしょう。記憶障害が小説を完成出来ない理由と共に、挫折した時の悲しみを忘れ、再び挑戦する事に繋がってしまうのが、皮肉に思えてしまいます。


「日を置くと細かい事を忘れてしまって、
話や舞台や登場人物の印象まで変わってしまうんです。」
そしてやはり小説完成への問題は記憶の維持。これを蓮治がフォローする事が重要ですが・・・
今まで纏めたアイデア帳を蓮治に渡しました。そしてふと、繋がれた羊の話をし始めます。
「羊は草を根っこまで食べるんだそうです。草は再生出来ず草原は砂漠になるんだそうです。この問題を聞くと、繋がれた羊が飢えてゆっくりと死んでいく姿を思い浮かべてしまうんです。私、この小説を・・」
これはやはり自分自身の事を指していそうですね。
そう考えると、ここまで思い詰めている千尋にこちらも悲しい気分になってしまいます。
と言うか蓮治!、お前、このシーンこそフォローしろ!、キス以外で!
「じゃあ僕が枯れた草原に種を蒔こうかな?」
こんなセリフを言って欲しかったなー(^^;
そしてその夜、蓮治は千尋のアイデア帳に目を通します。


ムアコックの世界でたー━(゚Д゚;)━!!!
うわぁ、これは凄い好みの話になりそうで大期待ですね(^^)。もっともムアコックの話はどれもバッドエンドですけど(笑)。城に閉じこもった世界とか、蔵書とか、千尋の左目喪失とか、全てが紅衣の公子コルムに思えてくる(笑)
そして島の円周が約半日=13時間など、千尋は自分を主人公に見立てている感じがします。
これは深い話になりそうですね。蓮治がこの物語を手伝うならば、それこそ千尋と同じ深さまで潜って行かなければならないでしょうが、その場合、ミイラ取りがミイラになってしまう危険もあります。蓮治がそれに絶えられるかどうかも課題ですね。
ところで「紅衣の公子コルム」の話を導入部分だけ紹介すると、
主人公のコルムはヴァドハーという亜種族ですが、ヴァドハーはこの世の知識の全てを極め、種としては逆に絶滅寸前にまで衰退していました。そこへ新に誕生した種、人間が登場します。人間はまだ原始人の段階でしたが繁殖力が凄く、そして無知ゆえに、ヴァドハーの築き上げてきた芸術や文化を破壊しつくします。人間はヴァドハーの城を破壊し蔵書を焼き払い、遂にコルムを除いて全てのヴァドハーを絶滅させました。この世で最後のヴァドハーとなってしまったコルムも人間に捕まり左目を潰され・・・
えーい後は買って読め!!!(笑)
ちなみに文章は千尋の小説のような難しい・・と言うか遠回しな比喩が数多く使用されていますので、覚悟して下さい。私の友人は皆、完読に挫折してます(苦笑)
そして今回のラスト。
アイデア帳を読み終えた蓮治は最後のページに昼間描いた羊の姿を見ます。
「ひつじ・・・」


「円の面積は鎖の長さの2乗×3.14
鎖の長さは12歳。事故にあった4年前からずっと同じ長さ。
伸ばせる腕の長さは13時間・・・そこまでが今の私の全て。」
蓮治と千尋の話も非常に深く、そして面白くなって来ました。千尋の小説の行く末は自身の未来に繋がっているのでしょうが、果たしてどんな未来に辿り着くのか期待です。そしてこの物語、内容的には事故後の自分の実体験と被せている印象がありますが、羊の話を事故前からも思っていたのであれば、紘と共に作っていた少女漫画の原作ストーリーに近い可能性もあり得ます。
景と千尋。恋愛面では真逆の展開に進んでいますが、蓮治と千尋の話にどこまで他の登場人物が絡んでくるかが非常に楽しみです。今のままでは千尋が挫折したり蓮治と喧嘩をしても2人の世界で終始しそうで、広がりが足りないですし。
直接的な悪い展開だと、蓮治の為に料理の練習をしていた千尋が姉のように油火災を引き起こし
火事になって日記は全焼。千尋も数日意識不明になり、全てを忘れてしまうというストーリーが簡単に思いつきますが、そんな「超人ロック」や「キャッツアイ」であった、
「愛しの彼女は全てを忘れてしまったエンド」にだけはならない事をお願いします。
さて次回ですが、やはり京介と景の話が気になりますね(^^)
京介の撮りたい景とは何なのでしょうか?


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2007/11/13(火) 22:22:02 | SERA@らくblog
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2008/08/05(火) 05:54:05 | ゼロから