漫画 「はいからさんが通る」 を読んだ!

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■漫画 「はいからさんが通る」 を読んだ!

ふとした事から私が子供の頃に観たアニメ、「はいからさんが通る」を思い出した。そこで暇潰しに調べてみると、アニメは全42話なれど打ち切りになり未完結で終ったとの事。確かに子供心にもラストが変だった事を覚えています。

結構好きだったアニメ作品だけに、

こうなると本当のラストを自分の目で見てみたい!

という訳で、文庫版「はいからさんが通る」(全4巻)を購入し、一気に読んでしまいました。本当は一気に読むつもりは無かったのですが、どうしても続きが気になってしまい、結局徹夜して読破するハメに(^^;。いやまぁ多分、読み始めたら、こうなるんじゃないかとは思っていましたが(笑)


■文庫本第1巻!

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時は大正七年!

明治を過ぎてもなお男尊女卑が当たり前であった時代、男勝りで自由気ままな女学生の主人公「花村紅緒」は、華族である伊集院家の息子、伊集院忍が自分の許婚である事を知らされます。

自立した女性を目指す紅緒にとっては、まさに寝耳に水!
男手1人で自分を育ててくれた父親に、破談にするよう懇願しますが、

この時代はまだ女性から縁談を断る事は不可能!


しかも相手の伊集院忍は、この婚姻話が長年の祖母の夢だから、その夢を叶える為にも
「相手は誰でも絶対に結婚する。」というマザコンならぬグランドマザコン精神を暴露!(笑)


そして女学生を続けつつも結婚前の行儀見習いで、
早くも嫁ぎ先の伊集院家へ行く事になった紅緒ですが、そこで紅緒の取った手段とは・・・

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ならば伊集院家を滅茶苦茶にして、

向こうから破談して貰うよう仕向ける事だった!


・・・のだが、明治から大正に掛けて時代の変化に乗り遅れていた伊集院家は、紅緒の天真爛漫な姿と、真っ直ぐな心、そして時折見せる優しさに徐々に打ち解けていく事に(^^;

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紅緒を心配し、女装メイド「蘭丸」来たる!

アニメで観た時もビックリした記憶がありますが、アニメでの女装メイドはこの「蘭丸」が最初じゃないだろうか?。三十年前に既に時代の最先端を行っていたとは恐るべし(笑)。蘭丸は紅緒の隣に住む幼馴染で歌舞伎役者。

紅緒を慕っていて何度と無く告白したり、
最初は2人で駈け落ちするなど結構頑張ってはいたのですが(^^;
どうでも良いけど、未だにあのパーマ鬘は凄いボリュームだ。


その後も色々あって徐々に許婚である伊集院忍と打ち解けていく紅緒でしたが、
ここで思わぬ恋のライバルが登場します。

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柳橋の芸者、花ノ屋吉次登場!


吉次はよく物語りに登場する「自分より美人で頭もいい年上のお姉さん」設定。しかも本気で伊集院忍に思いを寄せているものの、自分は芸者で相手は公爵家の息子という事で、決して実らない恋である事は承知していました。

しかし伊集院の婚姻話を知り、居ても立ってもいられず、

相手である紅緒を見定めようと登場!


やはりこういう年上の恋敵というのはカッコ良いですね。
当人に取ってはそれ所じゃない問題でしょうが(^^;


そして幾多の問題を乗り越えて

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紅緒はツンからデレ期へ突入!(*^^*)

これに関しては伊集院忍の猛烈アタックがなかなか凄く、こうして2人が互いに惹かれ合って行く様を如実に見せ付けてくれる様は、さすがは少女漫画という感じですね。

しかし紅緒が起した問題により、
伊集院忍は報復人事を行われシベリア出兵に向かう事に。

紅緒が別れ際に言おうと思っていた言葉、

(今までつまんない意地なんかはっててごめんなさい。
ほんとうは私もあなたのこと好きだったんです。)

これが伝えられなかった所がニヤニヤさせると同時に、
次の展開の悲しみ際立たせてくれますね(^^)


■文庫本第2巻!

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伊集院忍、シベリア最前線で戦死の知らせが届く!

一巻最後にデレ期に突入したのも束の間、この仕打ちですよ!
当時は作者宛に抗議の手紙もたくさん来たそうな(^^;

ちなみに上のカットは伊集院忍に助けられた部下が、
彼の最後を紅緒に伝えているシーンです・・・。

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伊集院忍の葬式の日、紅緒は髪を切り、

母の形見の白い喪服姿で登場!


このシーンはアニメでもインパクトの大きかった名シーンですね(^^)
白い喪服は、一生他の誰にも嫁がぬしるし。紅緒の、伝えられなかった伊集院忍への後悔の思いと、それでもなお変わらぬ思いの強さを体現しているようです。


そしてここまでが物語り全体から見て前半の終了という感じです。


紅緒、雑誌記者編がスタート!

葬式を出してなお、紅緒は伊集院忍が生きている事を信じ、伊集院家の為に働きに出る事にしました。吉次を頼って芸者になるも大失敗。しかし紅緒を案ずる吉次から小さな出版社を紹介されます。

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編集長、青江冬星との出会い!

女性アレルギーで男尊女卑。しかしその性格が紅緒にとって大きく反転する事で引かれていく様が面白いですね。また記者となった事で当時の事件も大きく反映されていて、大正時代の歴史漫画としても面白くなって行きました。

しかしこの編集長の顔は「地球へ・・・」のマツカを思い出させてくれる(^^;

そして記者の仕事を続ける紅緒は、日本軍が当時占領していた満州で
伊集院忍が生きているかもしれない情報を知り編集長と2人、満州へ取材旅行に出発します。

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しかし満州で紅緒を待っていたのは鬼島軍曹でした。

しかも鬼島軍曹からトドメとばかりに、伊集院忍の最後を聞かされてしまう事にOTL

この鬼島軍曹はこれから後半全編で大活躍してくれるのですが、
アニメではその前に打ち切りになってしまったのが残念です。


そして失意のまま、それでも伊集院忍の死を受け入れてこれからを生きて行こうと決意する紅緒の前に、いよいよ最後の重要人物が登場して来ます。

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ロシア貴族、ミハイロフ公爵夫婦が日本に亡命!

そしてここでアニメは打ち切りに!

まさに開いた口が塞がらない意味不明なラスト!

どうやら打ち切り決定から作って良いのは残り2話だけだったらしく、アニメスタッフは無理矢理オリジナルのハッピーエンドを捻じ込むか、話途中で終るかの二択を迫られ後者を取った模様なのです。

伏線回収も全く無く、はっきり言って後味の悪過ぎるラストでしたが、これは多分、いつの日かこの続きからアニメを再会出来ないかという希望を残した苦肉の策だったのでは無いかと思えて来ます。まぁ結局それから30年が過ぎてしまった訳ですが・・・(^^;


そしてアニメ化されなかった後半へ!

アニメ化されなかったここからは、流石に詳細は避けて見所を簡単に説明して終りたいと思います。

さて、この伊集院忍そっくりのミハイロフ公爵ですが、この後すぐに日本に帰って来た鬼島軍曹の知らせによって、ドイツ人である伊集院忍の母がロシア貴族と結婚して出来た子、つまり父親の違う伊集院忍の弟である事が判明します。

■文庫本第3巻!


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紅緒、政治思想犯として官憲に逮捕!

遂に伊集院忍と再会!


しかし伊集院忍と紅緒の間には、第1巻のラストで解れてから互いに長く時間が流れてしまい、周囲を取り巻く互いの状況は、もはや2人が昔に帰る事を許しはしませんでした。

この巻では伊集院忍が紅緒釈放の為に翻弄しますが、
紅緒を思うもう1人の男、編集長の青江冬星と伊集院忍との対面なども見所です(^^)


■文庫本第4巻!(最終巻)

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紅緒は自分の為に夢を捨てた青江冬星と結婚を決意!

しかし結婚式の日に、関東大震災が発生する!


この3巻、4巻は特にアニメを観ていた人にこそ読んで欲しい内容です(^^)

一面地獄絵図と化した東京で、紅緒の未来に何が待っているのか?
ぜひご自身の目で物語の最後を確認してみて下さい。


ちなみにこの巻には他に、この物語の外伝となる、
サブキャラ達のその後の物語が4作収録されています。


■総評

まず最初に、この作品の事を忘れていたとは言え、
それでも長年の謎がようやく解消された事が何よりも嬉しいですね。

大正時代を舞台にしている事で、様々な時代設定を知る事が出来る楽しさ。男尊女卑の時代、男性の貞操権、ロシア出兵、そして「ストライクウィッチーズ」や「咲!」もビックリの、大正時代の女の子はパンツはいてない!・・・などなど(^^;。大正時代を舞台にした作品はそもそも数も少なく、ゲームでは間違い無く「サクラ大戦」にも影響を与えている作品だと思います。

物語の方は、今回はシリアスパートを中心にお送りしましたが、全体的に不条理ギャグと言えるギャグシーンも多く、それが本編に影響を与えてしまっている所が恐ろしい(笑)。シリアスはとことんシリアスに、ギャグはとことん不条理にと、かなりメリハリが大きく効いた漫画になっている所が凄いですね。

そして紅緒にひかれる4人の男性、忍、冬星、蘭丸、鬼島との恋愛劇を中心に、時代に翻弄される紅緒がどう生きて行くのか。ただの恋愛劇ではなく、大正歴史絵巻のようになっている所もこの作品の見所です。

関東大震災直後、地獄絵図と化した東京で皆がどう生きるのか!?
ぜひ活目して見て下さい(^^)


いや~、

とにかくこの物語ラストが観れてホント良かったよ!(^^)



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